障害を持っている人は、仕事を覚えるのも難しそうだし
できないんじゃない?
この考えは以前私が抱いていたものです。
障害者=仕事ができないという考えは
誰しも口には出さないものの
一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
当たり前ですが、この考え方は間違いです。
今回は私が障害者施設で勤務した経験から
障害を持ちながらも働く方々の現状や
今後必要なことなどを、具体的にお伝えしていきます。
障害者だから仕事ができないという考え方は大間違い!
冒頭にもお話したように
私も以前障害者は仕事を覚えるのが難しいと感じていました。
しかし実際、私自身が障害者の
就労支援施設で勤務し感じたことは
この考えの真逆でした。
障害にもさまざまな種類があり
手や足、視力や聴力などが不自由な身体障害
状況判断やコミュニケーションが苦手
学習が難しいなどの知的障害など
障害によっても程度が異なります。
障害により日常生活で不便が生じることもありますが
仕事に対する姿勢や集中力は想像以上でした。
むしろ、ひとつの技術に長けていたり
最後までやり抜く力や仕事への責任感は
私たちよりあると感じます。
もちろん個人差はありますが
どの方々も仕事ができないということはありませんし
それぞれができる仕事に一生懸命取り組んでいるのです。
障害者だからできること
前項でお話したように
障害者は自分の仕事に責任を持ち
素晴らしい集中力で最後までやり遂げることができます。
この集中力や、ひとつのことに長けた能力・技術は
障害者だから持ち得る長所のようなものです。
例えば、箱の組み立ては苦手ですが
作業に使う材料の運搬や材料を乗せる台車の操作は好きで
懸命に取り組む方がいらっしゃいました。
支援員や周囲の人々はその良い部分に気付き
見定めて、もっと技術を伸ばせるようサポートする必要があります。
その方は後に、運搬作業や完成した商品を
企業へ納品する作業には欠かせない人材になりました。
このように、苦手な仕事があっても、必ずできる仕事はあるんです!
障害者が仕事をしやすい環境作り
障害者も私たちも、初めて取り組む仕事は
すぐには覚えられませんよね。
障害者はどうしても習得するまでに時間がかかり
人によっては何年もかかることがあるんです。
そこで障害者が仕事を習得しやすく
取り組みやすい環境作りが必要になります。
具体的には、
- 作業手順を写真や図を使って1工程ずつ示す
- 1工程だけに絞って繰り返し作業し、できたら次の工程へ進む
- 集中できないときはパーテーションなどで区切り、個人だけの落ち着いた空間を確保する
- 材料や必要な物を使う順番に配置する
- 理解しやすい言葉を使って説明する
他にも、個人の習得状況により作業環境を工夫します。
ひとつひとつの手順を丁寧に伝え
何度も繰り返し取り組むことや
そして本人が理解しやすい言葉・写真・絵を利用して
説明するなどの工夫した環境作りが大切です。
障害者と一緒に働く私たちの意識改革を!
障害者雇用促進法の障害者雇用率引き上げにより
今後障害者の一般就職が一層増えると思います。
そして同じ職場環境の中で
障害者も私達も一緒に働くことになります。
しかし同じ職場環境で働くと言っても
企業側や私たちはある程度の配慮が必要でしょう。
前項でお話したように
出来る仕事から少しずつ任せたり
ある程度時間がかかることを
理解して接することが求められます。
障害者雇用に向け
企業内で障害者への理解・配慮の
事前研修を行っているケースもあります。
このように、私たち自身の意識改革が
今後重要になってくるのではないでしょうか。
まとめ
障害者は仕事に対して真面目で
できなくても諦めず懸命に取り組みます。
決して仕事ができないのではなく
ちょっと苦手だったり時間がかかるだけなのです!
一緒に働く私たちがそれを理解して
接し方や伝え方を工夫すると
障害者は安心して働くことができるでしょう。
今回の記事を参考に、障害者への就労時の配慮や
意識改革のきっかけになれば幸いです。
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